オリーブオイルは凄い!

オリーブオイルと言えば、そのまま飲める油だし、不飽和脂肪酸が体にいい、ポルフェノールが豊富に含まれている。何にでもかけている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

オリーブは果実にオイル分が含まれています。上質なバージンオリーブオイルはさらっとしていて、オリーブオイルだけでそのまま飲めるほど。オリーブ100%の果実ジュースと表されることもあります。


「エキストラバージンオリーブオイル」

は、絞ったままの「バージン・オリーブオイル」を香り・味・酸度(酸価)などのいくつかの項目において分析・評価をし、認められたものだけに与えられる名前です。オリーブオイルに含まれている栄養素をそのまま摂取し、風味や味を楽しむことができます。

「ピュアオリーブオイル」は、精製オリーブオイルとバージン・オリーブオイルをブレンドしたオイルです。精製オリーブオイルとは、「バージンオリーブオイル」の基準に満たない「オリーブオイル(主にバージンオイルの中でもランパンテと呼ばれるもの)」を精製加工したオリーブオイルです。加工の段階でどうしても栄養素等の一部が雑味とともに取り除かれてしまうため、エキストラバージンオリーブオイルに比べると香りや健康性にかかわる微量成分は少なくなっています。

オリーブオイルは、もちろん油です。

油の主成分である脂肪酸は、中性脂肪の原因としても取り上げられるバターやラードに代表される常温で固形の飽和脂肪酸と、オリーブオイルやごま油のような常温で液体の不飽和脂肪酸に分けられます。

そこからさらに、多価不飽和脂肪酸一価不飽和脂肪酸オメガ3系6系9系と分類されていきます。


 オリーブオイルオレイン酸が主成分のため、オメガ9系の油といわれます。このオメガ9系の油は酸化しにくい油といわれています。体内でも作ることはできますが、それだけでは不足することもあるため食事による摂取が推奨されています。

また、主成分はオメガ9系の脂肪酸ですが、身体の中では生成できない、必須脂肪酸であるオメガ3系や6系のリノール酸やリノレン酸も含まれています。


フェノール化合物(ポリフェノール類・フェノール類)

 抗酸化作用があると言われているポリフェノールです。

オレオカンタールやオレウロペインといった、オリーブオイル独自の成分も含まれています。オリーブオイルの苦味・辛味はこれに由来します。

トコフェロール(ビタミンE)

 美容成分としてもよく利用される、抗酸化作用のある成分です。

クロロフィル

 オリーブオイル独特の緑色を構成する成分です。抗酸化作用があります。

植物ステロール類

 β-シトステロールなどの植物性のステロール類です。コレステロールの吸収を阻害する作用があるとされ、特定保健用食品の有効成分としても利用されています。


オリーブオイルに55.00–83.00%含まれる「オレイン酸」

 オレイン酸は一価不飽和脂肪酸に分類されます。不飽和脂肪酸には、コレステロールを減らす作用があるのですが、酸化しやすいという欠点があります。しかし、オレイン酸は不飽和脂肪酸の中では安定した脂肪酸で、「悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールは減少させない」働きがあるため、動脈硬化にともなう心筋梗塞・脳梗塞・高血圧など、生活習慣病の予防に役立つといわれています。さらに、オレイン酸は皮膚を柔らかくする効果があり、気になる角質のゴワツキ、乾燥による小じわなどを抑制・改善することができるため、美肌づくりにもうれしい効果が期待できます。



オリーブオイル独自のポリフェノール

 オリーブオイルには、赤ワインやお茶などで注目を集めている抗酸化成分のポリフェノール類やフェノール類も含まれています。オリーブに入っている特長的なポリフェノールとして、オレウロペインやオレオカンタールという成分があげられます。

特にオレウロペインというポリフェノールは、抗酸化力が大変高く、血中コレステロールの酸化を防ぎ、動脈硬化などの血管系の疾患を予防すると言う研究結果も報告されています。そのほかにも、抗菌・抗ウイルス作用があり、体を病原菌から守ったり、体内の免疫組織を活発にすると言われています。

私が好んで使っているのは、ベルトーリのエキストラバージンオリーブオイルです。香りがいいのと比較的求めやすい価格なので使っています。さすがにブラックラベルは高価なので使えません。

ベルトーリのエキストラバージンオイルについて紹介しておきます。

●原料・製法

原料には、自然な純度をキープする為、ポリフェノールが豊富な緑色のオリーブを選んで使用しております。収穫後6時間以内にじっくり低温抽出で搾油した一番搾りのオイルに、添加物を一切加えずに作っております。

●特長

①ベルトーリ エキストラバージンオリーブオイル

国際オリーブ協会(IOC)の酸度基準0.8%以下に対して、工場受入時の酸度基準を0.2%の低酸度※1に設定することにより、フレッシュでフルーティな味わいになっております。(生産工場 イタリア フィレンツェ)      

②ベルトーリ エキストラバージンオリーブオイル ブラックレーベル

国際オリーブ協会(IOC)の酸度基準0.8%以下に対して、工場受入時の酸度基準を0.1%以下の超低酸度※1に設定し、自然なオリーブの香りと苦味、辛味※2が喉をほどよく刺激する味わいを実現いたしました。これまで世界の品評会で数々の賞を受賞した最高品質のプレミアムオイルです。(生産工場 スペイン アンダルシア)


開封すると酸化が進むので常温の暗所に保管し(冷蔵庫は温度が低すぎるため向きません)、早く使うことをお勧めします。

私は、オリーブオイルとポッカレモンを1対1で合わせて蜂蜜と黒コショウを加えてドレッシングを作っておき、サラダやそのほか何にでもかけて使っています。

Biwako Wellness Academy

BWAは、Wellnessをテーマに「活き活きと輝く」ことを目標として、皆様の目指すものへの挑戦をサポートする情報を提供していきます。

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