完全栄養食品”卵”

卵は、ビタミンCと食物繊維以外の栄養素が含まれ、豊富なタンパク質、脂質を含んでいるので、卵を食べていれば、概ねの栄養素が補給できる。私たちが普段食べている卵は鶏卵です。鶏卵は安くて栄養があるので家計にも優しいですね。

卵の構成成分を見ると、人に必要な栄養素が満遍なく含まれているため、世間では完全栄養食品と呼ばれることも。 また、完全栄養食と呼ばれるもう1つの理由として、卵には良質なタンパク質が含まれていることも挙げられています。卵に含まれるタンパク質は、牛肉や牛乳よりも体に吸収されやすいことが分かっています。

卵には、

 ・良質なタンパク質が豊富に含まれている 

・食物繊維とビタミンCは含まれていないため、他の食品で補う必要がある 

・ゆで卵をたくさん食べた分だけ筋肉が増えるわけではない 

 卵はそのまま食べても良し、煮ても焼いても炒めても良しの食品です。


体の構成に必要なタンパク質 

 タンパク質は、人間の体を作っている大切な成分です。 筋肉だけでなく、骨や爪も主成分はタンパク質ですので、毎日摂り続ける必要があります。 

 市販の卵1個(Mサイズ・正味50g)に含まれるタンパク質は、なんと6.1gです。

身体維持に必要な脂質 

脂質は摂り過ぎると肥満など健康を損ねますが、人間にはとても重要な栄養素です。 ちなみに卵に含まれる脂質はほとんど卵黄の中にあり、卵黄の約30%が脂質です。 

卵の脂質の中にはレシチンというリン脂質の一種が含まれています。リン脂質は人間の細胞膜を構成する主な成分で、生命維持や脳機能などに深く関わっています。

リン脂質は動脈硬化や高血圧症の予防効果が期待されます!

ビタミンは美容や疲労に効果!

卵には脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンの両方が含まれています。

脂溶性ビタミンとしては抗酸化作用のあるビタミンAやビタミンEによる、肌のシミやシワなどを予防する効果が期待できます。 

水溶性ビタミンであるビタミンB群も多く、疲労回復や皮膚を健康に保ってくれます。

卵黄に含まれる栄養素

卵黄1つあたり20gに含まれている主な栄養成分は次のとおり。 

・たんぱく質:3.3g 

・脂質:6.9g 

・ビタミンA:140μg 

・ビタミンB2:0.09mg 

・ビタミンB6:0.06mg 

・ビタミンB12:0.7μg 

・ビタミンD:2.4μg 

・ビタミンE:0.9mg 

・カルシウム:28mg 

・マグネシウム:2mg 

・リン:110mg 

・鉄:1.0mg 

・亜鉛:0.7mg 

・葉酸:30μg

卵白に含まれる栄養素

卵白1個(30g)あたりに含まれている栄養成分は次のとおり。 

・たんぱく質:3.0g 

・脂質:微量 

・ビタミンA:0μg 

・ビタミンB2:0.11mg 

・ビタミンB6:0mg 

・ビタミンB12:微量 

・ビタミンD:0μg 

・ビタミンE:0mg 

・カリウム:42mg 

・カルシウム:2mg 

・マグネシウム:3mg 

・リン:3mg 

・鉄:微量 

・亜鉛:0mg 

・葉酸:0μg

コレステロール値の高い方は注意!

コレステロールが高い人は、あまり卵を食べないほうが良いという話を聞いたことがある方、いらっしゃるのではないでしょうか? 

 卵には、1個(可食部50g)あたりコレステロールが190mg含まれています。

コレステロール値が高い人、いわゆる脂質異常症の方は、重症化予防の観点からコレステロール摂取量を1日200mg未満にするのが望ましいようです。


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