腸内細菌には、「デブ菌」と「ヤセ菌」が存在しています。
「デブ菌」が増えると太りやすい体質となり、 「ヤセ菌」が増えると痩せやすい体質となります。 腸内細菌は大きく3つに分かれます。 「善玉菌」、「悪玉菌」、そして、どちらか優勢な方の味方をする「日和見菌」です。
「デブ菌」と「ヤセ菌」どちらも「日和見菌」に属しています。
デブ菌
腸内細菌の中の「フィルミクテス門」に属する菌です。日和見菌ですが、実際は悪玉菌と仲良しになりやすいです。 大好物は高脂肪、高糖質、低食物繊維などの高カロリーな食べ物です。欲張りな面があり、栄養を吸収され、あとは便になるだけとなった残りカスからも栄養を吸い取ります。 つまり、わずかな食べ物から沢山のエネルギーを作り出せるので、余ったエネルギーを脂肪として蓄えてしまいます。
普段から脂肪や糖質たっぷりの食事を摂る
→悪玉菌優位となり、デブ菌も活性化
→太る
ヤセ菌
腸内細菌の中の「バクテロイデス門」に属する菌です。日和見菌ですが、善玉菌と仲良しになりやすいです。 大好物は食物繊維です。その他、低糖質、低脂肪な食べ物も好みます。 これらを発酵させ、「短鎖脂肪酸」を産生します。 これにより、脂肪の吸収を抑えたり、体内の脂肪の燃焼を助けたりします。 また、この「短鎖脂肪酸」が血流に乗って全身に運ばれると、脂肪細胞が栄養を摂ることをストップします。
普段から食物繊維たっぷりの食事を摂る
→善玉菌優位となり、ヤセ菌も活性化
→痩せる
こんな感じになります。
「デブ菌」と「ヤセ菌」はお互いライバル同士です。
「デブ菌」が増えれば「ヤセ菌」が減り、「デブ菌」が減れば「ヤセ菌」が増えます。
ヤセ菌の好きなもの、 「食物繊維、低糖質、低脂肪な食べ物」を積極的にとれば痩せるということです。デブ菌の好きな高脂肪、高糖質、低食物繊維など高カロリーな食べ物を控えてヤセ菌の好きなものを食べればいいわけです。
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