戦況こう着!ウクライナ東部ルハンシク州の要衝セベロドネツク

ロシアが制圧を目指すウクライナ東部ルハンシク州の要衝セベロドネツクでは、ウクライナ軍が抵抗を続けている。

 

ルハンシク州のハイダイ知事は10日、セベロドネツクの状況について、「市街地で激戦が続いている。私たちは敵を消耗させている」とSNSに投稿した。 

ロシア側は10日までの制圧を目指していたが、ウクライナ側の抵抗により、22日までの制圧に目標を変更したとの見方を示しました。 

 ルハンシク州・ハイダイ知事「ロシアは(10日までに)セベロドネツクを占領したとプーチン大統領に報告できなかった」 イギリス国防省も「ロシア側がセベロドネツクの大部分を支配しているがより広い地域を包囲する作戦はほとんど進展していない」として、戦況はこう着していると分析しています。 

米欧の最新の武器が多数使えるようになれば、戦況は一転する!

ただ、最新の武器は使用方法を覚えるのに6ヶ月程度の教育時間が必要となる。では、すぐ役に立つ武器は?すぐに使える武器は、古い武器となる。


劇的な戦況の変化をもたらすのは、最新兵器のほうである。最新兵器を短時間の訓練で使えるようにはならないのだろうか?

ロシアも武器が不足してきている。何十年も前の保管状態にあった武器が戦場に運ばれてきているのだ。戦車は1,000両以上、戦闘機は36機、攻撃ヘリは50機など撃墜されているので損耗の度合いがひどい。戦車を1,000両も無くせば追加不能となるのは仕方ない。

「今ロシア軍は東部戦線において、旧ソ連時代からの得意な戦い方に持ち込んでいます。それは『大砲と戦車の量が多い方が勝てる』という重戦力同士の戦いです。 第2次世界大戦以降の重戦力同士の戦いは、徹底的に空爆と砲兵射撃をしてから戦車部隊を突進させるという方式で行われていました。しかし今回のウクライナ戦争では、両軍共に航空優勢を獲れない状態で、上空にはドローンが飛び交っています。

戦場は砲兵が主役の状況になっています。 ロシア軍はまず『ZSU23』対空戦車でウクライナ軍のドローンを撃墜し、それと同時に大量の火砲を使って攻撃準備射撃、攻撃支援射撃を開始します。

その後、戦車部隊を進撃させ敵陣を蹂躙するという、第1次世界大戦的な戦闘の様相を呈しています。 

ロシア砲兵部隊は、長射程ロケット砲をウクライナ軍砲兵の射程外から使い、瞬間制圧力でウクライナ軍砲兵部隊陣地を徹底的に叩きます。さらに、その後方にいる兵站部隊も叩き、大きなダメージを与えています。ナチスドイツ軍が、その発射音から『スターリンのオルガン』と恐れた、世界最初の自走式多連装ロケット砲『カチューシャ』の一斉射撃と同じ戦法です。

ロシアは、西側の経済制裁によって新しい武器はほとんど生産できない状況にあります。半導体や部品が入ってこないためです。

戦争の長期化は、犠牲者が増えるのでよくはないが、長引けばロシアは苦しくなるだろう。経済制裁の影響がじわじわと出てくる。

イギリスの国防相ゼレンスキー大統領と会談!

イギリスのウォレス国防相が10日、キーウを訪れ、ゼレンスキー大統領と会談した。 

イギリス・ウォレス国防相「(東部)ドンバス地方からロシアを追い出すことはできる。イギリスは決してあきらめない」、「勝利を助けるさらなる一歩を踏み出すためにやってきた」と述べて、今後もウクライナへの支援を続ける考えを強調した。

ロシアはプロパガンダ、ウクライナはナラティブ

ナラティブとプロパガンダがどう違うかと言うと、プロパガンダは大きな声で「お前たち、話を聞け」と、自分が主体なわけです。ところが、ゼレンスキー大統領をはじめとしたウクライナの高官は、「相手にどう聞こえるか」「どう共感してもらえるか」という点を重視しているのです。

情報戦でロシアはすでに負けている。

ソ連崩壊からウクライナはIT教育に力を入れた。その結果、IT関係の優秀な人材が多数出ている。




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