かつての高度成長時代は過度の円安状態だった。海外で安くて品質の良い日本製品は飛ぶように売れた。
一時1ドル70円台まで高くなっていた円がここに来て130円あたりまで安くなってきた。かつての高度成長の時代を蘇らせる絶好のチャンスだ!
そして、アメリカは円高誘導をしようとはしていない。それは、ロシアのウクライナ侵攻と中国の台湾進攻の危惧とセットになっている。中国が台湾に侵攻すれば半導体のサプライチェーンが崩れてしまうからだ。日本が半導体製造を強化できれば、西側の半導体生産は、今のロシアのように枯渇することは無い。アメリカの狙いはそこにある。国を挙げて取り組むときに来ている。
円安の今こそ輸出業のチャンスだ!
この先、中国はどうなるか分からない。
ロシアがウクライナに侵攻したことで、中国が台湾や尖閣列島に侵攻する恐れがますます高くなった。そのようなことになれば、当然ながら中国との貿易も出来なくなる。また、半導体の生産拠点である台湾が輸出できない事態に陥る。
以前から言われている通り中国で製造している業者は、生産地を急いで中国から他国へ回す必要がある。その移転先は、日本が最もいい状況にある。
円安のために日本で生産して輸出すると円建てでない取引は、ドルやユーロ建てなので勝手に利益が増えるからだ。
トヨタは3兆円に近い利益を出した。本来105~110円あたりを想定して利益目標を立てていたであろうところ、130円近くにまで円安となったのでずいぶん利益が積み増された。
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