アーモンドに含まれる栄養素と効能
アーモンドに含まれる栄養素と効能
アーモンドは栄養価に優れた「スーパーフード」として注目されています。
特に豊富に含まれている栄養素は、ビタミンEです。
ビタミンEは細胞の酸化を防ぐ抗酸化物質ですので、アンチエイジング効果が期待されます。
さらにビタミンEの抗酸化作用は、肝機能改善に効果的であることも報告されています。
他にも、私たちが健康な体を維持するために必要な栄養素が多く含まれており、詳細は以下の通りです。
筋肉の素となるたんぱく質量は卵よりも多い たんぱく質は、筋肉や臓器など私たちの体をつくる主要な栄養素です。 アーモンドにたんぱく質が含まれているイメージはあまりないかもしれませんが、100gあたりで見ると ・アーモンド:19.6g ・卵:12.2g と実は卵より多く含まれています。 ただ、これは100gあたりの含有量であり、卵であれば2個程度ですがアーモンドでは80~100粒です。 なのでたんぱく質をたくさん摂取する目的でアーモンドを食べると非効率的です。 しかしアーモンドには豊富にたんぱく質が含まれているので間食などに食べると、手軽にたんぱく質を補給できるでしょう。 悪玉コレステロールを減らす脂質が豊富 実は、アーモンドの50%以上が脂質です。 脂質はカロリーが高いので摂り過ぎると肥満の原因になりますが、体を動かすエネルギー源として重要な栄養素です。 ちなみにアーモンドに含まれる脂質の多くは「オレイン酸」といい、悪玉コレステロールを減らす効果が期待できます。 また血圧を低下させる「リノール酸」も多く含んでいるので、アーモンドを適度に食べることで良質な脂質を補うことができます。 参考記事:ナッツ類と血糖値の関係〜見落としがちな点をシンプルに解説〜 美肌作りに欠かせないビタミン ビタミンB2は皮膚や粘膜を健康に保つ役割があるため、肌荒れや口内炎の治療薬にも配合されるビタミンです。 ビタミンB2は体内に蓄積しにくいので、こまめに補給することをおすすめします。 ちなみにアーモンド10粒(約15g)は、成人女性において1日のビタミンB2必要量の15%が含まれているので、補給にピッタリです。 味覚の維持や免疫力を高める亜鉛 亜鉛は味を感じる味蕾(みらい)細胞を作るために必須の栄養素です。 そのため、亜鉛が不足すると味が感じにくくなる可能性があります。 また亜鉛は全身の細胞に存在し、細菌やウイルスを防御する役割も担っています。 なお、アルコールは亜鉛が体に吸収される量を減らし、排出する量を増やすため飲酒量が多い方は意識して亜鉛を摂取すると良いでしょう。 アーモンドをお酒のおつまみとして食べると、アルコールによって排出されがちな亜鉛の補給ができるのでオススメです。 アーモンドは目に良いのか アーモンドは目に良いのか 結論から申し上げますと、アーモンドは目に良い栄養素を含んでいます。
早速、どの栄養素が目に良いかを解説していきます。
・ビタミンE:血行促進、抗酸化作用による疲れ目や老眼の予防
・ビタミンB2:目の粘膜を保護する効果による角膜炎の予防 ちなみに、これらは目薬にも配合されることのあるビタミンです。 もちろん目の健康に役立つ栄養素はこれだけではありませんので、他の食材を含めバランスの良い食事を摂るようにしましょう。
アーモンドは1日何粒食べると健康にいいの?
1日の間食の目安は200kcalで、アーモンドに換算すると25~30粒となり、これが1つの目安になるでしょう。
しかしアーモンド以外にも間食をする場合や、ダイエット中の場合は、これよりも減らす必要があります。
例えば「アーモンドを含めたナッツ類は1日80kcalまで」と決めると、食べ過ぎを防ぐことができます。
またカロリーや塩分が気になる方は、「素焼き」や「食塩無添加」のものを選ぶようにしましょう。
食べ過ぎるとどうなるのか
手軽に食べられるため、つい食べ過ぎてしまうアーモンドですが100gあたり609kcalと高カロリーですので、食べ過ぎはカロリーの過剰摂取になります。
つまり健康のためにと食べていたアーモンドも、食べ過ぎることで肥満の原因になるなど体に悪い影響を及ぼす恐れがあります。
したがってアーモンドを食べるときには他の食事や間食とのバランスを考えながら、適量を食べるようにしましょう。
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